京都は宇治の縣神社(あがたじんじゃ)へ行ってきたでござる。
宇治川を渡りすぐのところにある大鳥居をくぐり、お茶屋さんやお食事処が並ぶ参道の「あがた通り」を暫く歩くと縣神社に到着。
正面の鳥居横には「良縁・安産祈願 あがた神社」と書かれており、くのいちが訪れた時も数名の女性と一組のご夫婦が参拝に来られ、手を合わせておった。女性に人気の神社であることは本当のようでござる。
手水舎には「縣井」と書かれてあり、その奥には井戸があります。現在、井戸の水を汲むことはできないようだが、その歴史は古く、平安時代以降には和歌の歌枕にもなっておるそうで古歌でもしばしば詠まれているそうでござる。
そして、毎年6月5日から6日にかけて行われる「暗闇の奇祭」として有名な「あがた祭り」。氏子による梵天渡御(ぼんてんとぎょ)で、梵天の中に神様が宿っているといわれており、この梵天を男性が担いでゆすったり回したりする「ぶん回し」は必見とのこと。
女性の味方についてくださる神様と男性が行う梵天渡御。何か意味があるのだろう。十数万人の見物客で賑わうとのことで、もう一度、訪れたいと思うくのいちであった。